晴れてるかなーと期待して窓の外を見ると、青空が広がっていました。
でも雲はかかっていて、まだマッターホルンは見えません。
今日は少しゆっくりめにホテルを出発。
登山列車で展望台のあるゴルナーグラートに向かいました。
ここは日本人観光客の団体でいっぱいでした。
団体に紛れて説明など聞きながら、とりあえずシャッター押し続けてました。(笑)
見えてる山のなかで一番高いというモンテローザは綺麗に見えましたが、マッターホルンはまだ雲のなかでした。
さて、展望台で散々写真を撮ってから、歩いて下山です。
歩き始めたときには周りにもほとんど人がおらず、登山道もわかりにくかったため少し迷いそうになりましたが、後ろから徐々に人が下りてきたので安心して歩き続けました。
雲の切れ間からマッターホルン、少しずつ姿が見えるようになってきました。
雲が切れた瞬間を逃さないようシャッターをきりました。
団体客を避け、少し遠回りしながら、昼食を食べるための目的地リッフェルベルグにはちょうど12時ごろ到着。
あんなにもシャッターチャンスを逃さないように狙っていたマッターホルンは、この頃には雲ひとつない青空のなかに、美しくそびえたっていました。
昼食を済ませて、残り半分、ツェルマットに向けて歩き始めました。
ここも団体客が前を歩いていたので迷うことはないだろうと思い、ついていきました。
途中でガイドさんが「こちらが近道です」と言った道を母が選択。
私はもう少し歩きたかったので、そのガイドさんが進んだ遠い方の道を選択しました。
「じゃあ次の駅で!」
ガイドの話もろくに聞かずに別れたものの、母が進んだ方向と目的地の方向が合わず、一瞬焦りました。
ガイドさんも方向間違えてたみたいです。
母が進んだ道は近道ではなく、むしろ遠回りしていたみたいです。
なんとか合流できて先へ進みました。
登山道はいくつもあります。
詳しい地図はありません。
案内の看板も結構アバウトです。
分かれ道でどっちに進もうか迷っていると、驚くことがありました。
グリンデルワルドに向かう電車のなかで一緒になり、ユングフラウへ向かう電車も一緒になり、ユングフラウで昼食を食べるときにも会った日本人男性2人組に会ったんです。
まあ確かにユングフラウで何回か会ったのは同じ日程で旅行してればあり得ることでしたが、まさかツェルマットでもお会いするとは!
これも何かの縁だと思い、そこからツェルマットまで一緒に歩くことにしました。
2人組のうちの一人の男性は72歳。
私も母もその男性も午年だということが判明し、ますます不思議な縁を感じて、会話を楽しみながら歩きました。
下山している間中、マッターホルンに雲がかかることはなく、ずーっと綺麗な姿を見せていてくれました。
「7回来て1回しか晴れたことがない」って言ってる人もいたので、あんなに綺麗な姿をずっと見ていられたのはラッキーでした。
予定よりも少し余分に時間がかかりましたが、無事にツェルマット到着。
ホテルのジャグジーで疲れを癒してから、ツェルマットの郷土料理チーズフォンデュを食べに行きました。
ホテルの人に教えてもらったお店、濃厚なチーズはとっても美味しかったのですが、量が多すぎて食べきれませんでした。
実は、ホテルの窓からもマッターホルンが綺麗に見えました。
朝焼けに期待して、早めに就寝します。
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