第5回公開講座「骨粗鬆症について」

昨年から開始したリハビリテーション科の公開講座は第5回めを迎えました。
今回のテーマは、「骨粗鬆症について」で、31名の方に参加して頂きました。

骨粗鬆症は、日本人の約1280万人が罹患している病気ですが、そのうち20%の人しか治療を受けていません。

骨粗鬆症は、骨折を起こしやすくするだけだなく、それ自体が痛みの原因にもなり得ます。
そして骨折や痛みは、介護が必要な寝たきりになるリスクを高めます。

予防・治療する方法として、薬や食事療法もありますが、運動療法も非常に有効となります。
片足立ちやスクワットは、骨にかかる負荷が大きく、骨量の増加に効果があります。
また、背筋などの運動も、筋力増強の効果だけでなく背骨の骨密度を増加させる効果があります。

今回の公開講座では、骨粗鬆症に関する知識とともに、運動療法の方法をいくつか紹介させてもらいました。
活発な質疑応答もあり、非常に有意義な会になったのではないかと思います。

ただ、聞きに来て頂いたのはほとんどが当院で既に治療を受けている方ばかりで、骨粗鬆症なのに治療を受けていない残りの80%の方々に伝えられなかったのが残念です。

近い将来、当院の患者さん以外の方にも知識を広めていけるような公開講座が出来るといいなあと思っています。


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