ひとり言

普通の生活

カナダで生活していた頃、安心して住める家がみつからず、4か月程落ち着かない生活をしていた時期がありました。

一緒に住んでたハウスメイトに何度も部屋のカギを壊されそうになったり、壁に穴をあけられてパソコンを盗まれたり、シェアしているはずの電話を隠されたり・・・
別の家を探そうと思っても、なかなか思うような部屋がみつからず、友人の家に泊めてもらうことが多くなり、心細い思いをしていました。

その時、「普通に安心して住める家がある」ことがどんなに幸せかと実感しました。

震災で家をなくし、家族をなくし、食料も睡眠も十分に得られない多くの方が避難生活を余儀なくされ、その過酷な状況は日増しに悪くなっているようですね。
医療情勢も日に日に悪くなっていると報道されています。

私がカナダで感じた心細さとは全く比べ物にならない程の不安を抱えているのだろうと思うと心が痛くなります。
寄付する以外何も手助けができないことにもどかしさを感じます。

普通の生活が送れていることに感謝し、無駄かもしれないけど節電や節水に心がけたり、食べ物は残さず食べるようにしたいと思います。

一日も早く復興し、被災者の方々が「普通の生活」を取り戻せるよう願うばかりです。
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