今回のトレーニング指導のテーマは、
「切り返しの反応速度を上げること」
そのためのトレーニングを5種類、紹介しました。
一つめは、“インナースクワット”
JARTAコンセプトの中で重要な、
パワーと柔軟性とバランスの分立的統合(それぞれの両立)を獲得するための、
最も基本となるトレーニングです。
自分自身の中心軸上でしゃがむ練習。
筋力だけでも、柔軟性だけでも、バランスだけでも出来ません。
これが出来るようになると、
股関節まわりの動きがスムーズになって、
切り返しだけじゃなくて、走るのが速くなります!
今回のフットサルチームは、初日のサッカーチームと比べても、
背骨~股関節まわりが固い選手か多く、
予想以上のできなさに完全に困惑してしまいました(;-Д-)
二つ目が、“脊柱から股関節の回旋ストレッチ”
ヨガのポーズ“牛の顔”からの回旋ストレッチです。
これは、股関節を内側に入れた状態で開いているから、
ボールを蹴る脚とボールを蹴るときに支える脚の
両方の股関節の使える幅が広がります。
そうすることで、次の動作への動き出しも早くなりますね!
このストレッチも、できる選手はほとんどおらず、
少し難易度を下げても出来ず(((・・;)
ここで完全に平常心を失いました?!(・◇・;) ?
三つめは、“コモドストレッチ”と“コモドドラゴン”
とかげの運動ですね。笑
とかげのような爬虫類の動きを身に付けるのが目的です。
背骨を揺らした左右へのなめらかな動きを獲得することで、
ドリブルなどで切り返すときのスピードが速くなります。
ダンテさんは、この練習が気に入ったようでした。
私もこの練習をすると身体が軽くなるので、
かなりオススメのトレーニングです。
指導では、ゴチャゴチャになってきたので、5人ずつ順番にやってもらいました。
もう、どこをどう指摘していいのか、かなり混乱していましたが、
後半になるほど上手に出来ていました。
4つめは、“腕落下反転”というトレーニング
重心の位置を変えずに方向転換をする練習です。
切り返しで方向転換するとき、
進みたい方向と反対の脚で蹴り出すのが一般的ですが、
それだと蹴り出す脚に負担がかかる上、
重心移動の分、時間がかかるし、
相手にも動きを悟られてしまいます。
そこを、
相手に悟られず、素早く
方向転換するための練習です。
できるようになると、
頭の位置を変えずに、素早く反転できます。
もうここらへんになると、周りを見渡す余裕がなくなり、
通訳のタイミングを気にする余裕もなく、
とりあえず、準備していた説明をするだけ、の状態になっていました[emoji:v-12]
最後に5つめは、
“背中合わせからの反転(ゆるもたれ)”というトレーニング
オフェンス側は、腕落下反転からの応用で、
相手に悟られないように振り返って前に出る練習。
ディフェンス側は、
相手の繊細な動きを背中で察知して反応する練習。
実際の試合では、背中合わせになることはないかもしれないけど、
オフェンス側の切り替えしや動き出しの早さと、
ディフェンス側の相手を察知する能力を高めるために、
より実践に近い形でのトレーニングです。
応用練習では、これにボールを加えて行うこともできます。
この練習のときは、何度も説明をし直したりしてみましたが、
練習の意義と、その微妙な動作の違いが伝わりにくく、
こちらの伝えたい通りに練習を行ってもらうのに苦労しました。
気が付けば、あっという間に1時間以上経過していました。
本当に伝えることの難しさを感じた経験でした。
指導終了後に、トロフィーとかいっぱい飾ってある部屋に案内されたけど、
この写真の時のことは、あまり覚えていません!笑
ということで、最後まで読んでくれてありがとうございました[emoji:v-22]
次回は、ダンテさんのトレーニング指導の見学について書こうと思います。
そして、そして、
この 「切り替えしの反応速度を上げる」トレーニング
近々どこかでお伝えする機会を作ろうと思っています!
もちろん、今回苦労した点は改良してお伝えします。
ただし、人数が多くなると伝えきれないとわかったので、10名様限定!!!
詳細は、また発表しますね。
※今回紹介したトレーニングは、JARTAが提唱しているもので、すべての権利はJARTAが保有しています。
この投稿は、JARTAの許可を得て掲載していますが、あくまで私個人の意見であって、JARTAの立場や意見を代弁するものではありません。
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