ひとり言

Discharge

リハビリの終了を決定するのは、とても難しいと感じています。

他院でリハビリを受けた知人から、「もう治ったから来院しなくていいよ」と言って欲しかったのに、言われなかったのが辛かった、と言われました。

完全に痛みも違和感も消失し機能的な問題も改善していれば、終了を告げることは難しいことではありません。
しかし、寒い日の違和感とか使い過ぎて疲れた時の倦怠感などの症状が残ることは少なくありません。
そういった違和感が残存している場合、どこで区切りをつけるかは難しい判断になります。

それで法律で決められたのがリハビリの日数制限で、運動器のリハビリでは発症もしくは手術から150日を超えると、1ヶ月の来院回数が制限されます。
これに関しては様々な意見がありますが、私は妥当な日数かなあと思います。

“まだ無理すると違和感があるのに終了と言われてしまった”
“もう無理しなければ痛みはないのに終了と言ってもらえない”
この2つは紙一重の感じ方だと思います。
どちらを望んでいるのか、上手くコミュニケーションをとって患者個々のニーズに応えていくことが必要だと改めて感じました。
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