患者との関わり

今日、外来で久しぶりに治療させてもらった患者さんから、突然こんな話をされました。

「退院してしばらくしてからS原さんに手紙を出してみたの。そしたら返事が返ってきて・・・
居ても立っても居られなくなって、 電話番号も聞いてたから、一度だけ電話もしてみた。」

最初誰の話をされているのかわからず、きっと入院中に同室だった患者さんの話をしているのだろうと思って聞いていました。

「そしたら、今は国家試験の勉強を頑張ってるって言ってたよ。
勉強の邪魔になるといけないから、国家試験が終わる頃にまた連絡を取る約束をして電話を切ったわ」

そこまで聞いてやっと、その患者さんを担当させてもらってた実習生のことだと気付きました。

「入院中はずっと私に付いて色々してくれたからね、気になって・・・」

何回も検査・測定させてもらい、治療実習もさせてもらいました。
かなり迷惑もかけてたと思うけど、実習生の人柄なのか、こうやって退院した後も気にかけてもらえるのは、素敵なことだなと思いました。

忙しく働いていると、何人もの患者さんのうちの一人になってしまうけど、患者さんからすれば担当してもらった理学療法士は一人。
色々な意味で患者さんの心に残る関わり方をしていけたらいいな、と思いました。
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