外側半月板損傷 -半月板とは?-

今回は、今W杯予選で盛り上がっているサッカーでも多く発生する外側半月板損傷について述べていきたいと思います。

まず、半月板とは何か知っていますか?

膝関節は、太ももの部分の大腿骨、ふくらはぎ部分の脛骨、そして一般に「お皿」と呼ばれている膝蓋骨という3種類の骨で関節を形成しています。
中でも大腿骨と脛骨で形成される関節が膝の屈伸運動に大きく関与していますが、この2つの骨の間に存在する軟骨を“半月板”と言います。

膝の内側に存在するC型の形状をしているものが内側半月板、外側に存在してO型をしているものが外側半月板です。

半月板は、丸い形状の大腿骨顆部と平坦な形状の脛骨顆部との間隙を埋めて適合性を高め、関節への圧縮応力の分散をして、膝関節にかかる衝撃を抑制する役割をしています。

半月板損傷は、膝の屈伸運動と回旋運動の協調性が妨げられ、強いストレスが加わった時に発生します。

具体的な外側半月板損傷の発生機序については、次回述べます。
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