セラピストのためのニューロサイエンスセミナーin東京 1日目

今週は勉強会に参加するため東京まで来ています。

朝、余裕をもって駅に到着。
方向感覚には自信があるのですが、地図アプリに惑わされました。[emoji:v-394]
駅構内の地図をみて目的地に向かったのですが、地図アプリの位置情報が思っている場所と違う場所を示していたので、引き返しました。
そうして散々迷った挙げ句、最初に向かっていた方向が正しいとわかりましたが、会場には5分遅れで到着しました。[emoji:v-355]
自分の感覚を信じないとダメですね。
こんな時は、どうように脳は働いているのでしょうか?

さて、前置きが長くなりましたが、復習のために、今日学んだことを少し書き留めておこうと思います。

午前中は、森岡先生の講義で、テーマは「姿勢・歩行制御のニューロサイエンス」でした。

[emoji:v-295]“歩く”という動作は、脳幹でコントロールされるよう生まれつき身に付いているパターンと、大脳でコントロールされ学習することで身に付いていく歩容によって、表出される。

[emoji:v-295]一度学習してパターン化されると補足運動野でコントロールされ無意識下で運動を続けることができる。それに対し、外乱などの変化に対処が必要な場合は、運動前野が働く。

[emoji:v-295]また、脊髄内にはCPGと呼ばれるメカニズムが存在し、例え大脳皮質からの情報が遮断されても、ある条件下では歩き続けることが出来る。

動物にはこのメカニズムが備わっていることにより、脳が損傷されても歩くことが出来るが、サルやヒトでは、その支配を大脳に依存しているため、脳が損傷されてから歩行パターンを再学習するのが困難である。

[emoji:v-295]外乱に対して反応し、バランスをコントロールするのが小脳であり、小脳の障害により歩行・姿勢の制御が障害される。

情報量が非常に多く、消化しきれていませんが、極々簡単に触りだけまとめるとこんな感じでしょうか?

そして、午後からは信迫先生の講義で、テーマは「上肢運動制御のニューロサイエンス」でした。

道具を使用するための過程には、
[emoji:v-136]到達運動の制御と把握操作運動の制御
[emoji:v-137]リアルタイムでの知覚に基づいたオンライン情報処理と記憶に基づいたオフライン情報処理
が必要である。

それぞれの処理を担う脳の領域・経路は違い、障害される部位によって、“動作が出来ない”理由は様々である。

非常に難しい話が多く、何度も脳がシャットアウトされそうでしたが、
「こんなにも解明されてきたら、意思を持ったロボットが出来るのも遠い未来ではないかも[emoji:v-21]」
と、思いながら講義を楽しみました。[emoji:v-391]

2日目の講義も脳をフル稼働させて楽しみたいと思います。
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