人は2本足で歩く動物です。
生まれて約12カ月で徐々に歩くことを覚え、その後は無意識に歩くことができます。
正常の歩行では、足が地面に接地している時間が全体の60%(立脚期)
足が地面から離れている時間が全体の40%(遊脚期)
両足が地面に接地している時間が全体の20%(両脚支持期) となっています。
ケガ、病気などによって障害を受けると、このいずれかの周期で異常が見られ、正常歩行が困難となります。
私たち理学療法士は、どの時期にどのような異常が見られ、その原因は何なのかを考え、その原因を解消するべくアプローチを行っていきます。
理学療法士になって10年経った今でも難しいと感じる歩行観察。
現在、うちの病院で実習をしている学生も苦労しています。
何の不自由もなく歩けることに感謝しながら、今後もより多くの歩行を観察して、より効果的な治療に結び付けていきたいと思います。
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