転倒予防

転倒を予防することは、理学療法を行う上で重要な課題の一つでもあります。

転倒の原因は様々です。

①身体能力の低下(下肢の筋力低下やバランス機能の低下など)
②内科的要因による眩暈やふらつき(高血圧、糖尿病、メニエール病など)
③環境の問題
④服薬による影響

などなど・・・

私の担当患者(大腿骨頚部骨折術後)も年末年始の外泊中、最終日(外泊 5日目)に転倒されたそうです。
自宅での生活にも慣れ、屋内での移動に自信がついてきた頃、急須にお湯を注ごうとしたときに急に目の前が暗くなって気づいたら後方に倒れていたそうです。
その後、腰痛がひどく、現在もベッド上安静を余儀なくされています。

身体能力の低下に、内科的要因も加わって転倒が発生したと考えられます。

転倒を恐れて動かなければ、身体機能だけでなく生命に関わる心肺機能の低下も引き起こされます。
全ての問題を把握したうえで、活動量を維持したまま転倒を防げるのか?

難しい問題ですが、理学療法士として、適切な運動、生活パターンをアドバイスしていけたらいいなと思います。
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