私 「いつ頃からどんな症状があるか教えてください」
患者 「今MRIの結果聞いたら、腰の神経が細くなってるって言われたんです。。。」
私 「そうですか、で、症状は?」
患者 「骨の間隔も狭くなってて、だから腰が痛いんですかねぇ。これは治らないよねぇ。」
私 「で、症状は???」
いつもではないですが、
訴えのいまいちハッキリしない患者さんとの初診時の会話です。
そこが悪いって言われたから、悪い気がする!
もう治らないって思っているから、治らない!
なんか最近、そんな気がしてならないのです。
患者 「リハビリ後は良くなるんだけど・・・」
私 「教えたトレーニング継続してやってますか?」
患者 「え、どうやってやるんだっけ?」
すべての患者さんではないですよ。
治そうという意図が高い人、
ちゃんと自分の身体の状態がわかっていて、
効果を実感してトレーニングを継続される方は、
あっという間に良くなります。
でも、残念ながら、
あまり治すつもりがあまりない人
治らない病気だと思い込んでしまった人
は、なかなか良くなりません。
”治らない”と思い込ませているのは、私たち。
“治る”と感じさせてあげられるのも私たち。
最近、腰痛の多くが精神的ストレスによるものである、
なんてことも言われていますが、
腰痛に限らず、長期化している痛みには、
心理的な要素が絡んでいることが多い気がします。
もし、これを読んでくれている人が、痛みを抱えている人なら、
自分の心とも向き合ってみてください。
もし、これを読んでくれている人が、理学療法士さんなら、
ほんの少しだけ、患者さんの心にも目を向けると、
治療効果が変わってくるかもしれませんよ。
少なくとも、患者に悪いイメージを持たせてしまうような説明は、
もうやめにしませんか?
最後まで読んでくれてありがとうございました[emoji:v-22]
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