実習終了

4月から2ヶ月ずつ、2名の実習生を指導してきましたが、やっと終了しました。

今回は、自ら課題を与えて指導することを減らしました。
というより私自身が他の業務に追われて出来なかったのもありますが。

しかし、今回は今までより多くのことを実習生に伝えられた気がしています。

患者一人のリハビリが終わる度に質問されました。
何も考えず質問しているようなら「自分で考えてみて」と返すのですが、自分の考えと共に質問されると忙しい中でも答えざるを得ません。
そうして質疑応答しているうちに、学生の理解度も上がっていっていたように感じました。

最近、レポートを課題としない学校が増えてきました。
私自身は、一人の患者を統合的に理解するためにレポートも必要ではないかと考えていました。
今でもある程度それは必要だと考えていますが、臨床の場でより話をすることで学生の理解度も高まることを実感しました。
実際、いつもよりレポート自体を指導する時間は減ったのに、レポートの完成度は高かったように思います。

人から何かを教わる場合、自分から積極的に質問や意見を述べて関わっていく大切さも、教える立場に立って改めて感じています。
黙って見学だけされるより教えたくなるし、質問に答えることで自分の考えを伝えざるを得ません。
今回は指導する立場でしたが、自分が指導される立場になっても、自ら学んでいく姿勢を大切にしたいと思いました。
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